ブログ2023-06-30
こんにちは、RE-SPAWNです。
RE-SPAWNに通っていただいている会員のみなさまはもちろん、それ以外の方も、激しい運動やトレーニングをしたことで筋肉痛になった経験があるかと思います。
そんな誰もが経験したことのある筋肉痛ですが、原因を知って対策をすることで軽減することができます。
今回は、筋肉痛はどうして起こるのか?
筋肉痛の原因や、筋肉痛を起こしやすい運動についてご紹介します!
筋肉痛とは、運動によって起こる筋肉の痛みを指します。
一般的には、運動を終えた数時間後から数日後と、時間をおいて起こる『遅発性筋痛』が筋肉痛と呼ばれています。
筋肉痛は誰しもが経験するものですが、医学的なくわしいメカニズムは未だ解明されていません。
以前は、運動したときに生じる疲労物質である「乳酸」の蓄積によって起こると考えられていましたが、
現在は、激しい運動や不慣れな運動で傷ついた筋線維を修復しようとする際に炎症が起き、その反応過程で分泌された刺激物質が、筋膜や周辺の組織の神経を刺激して起こる痛みであると考えられています。
【現在唱えられている筋肉痛のメカニズム】
①激しい運動や不慣れな運動をする
↓
②筋繊維が傷つく
↓
③筋繊維を修復しようとして炎症が起こる
↓
④炎症が起こる反応の過程で刺激物質が分泌される
↓
⑤刺激物質が筋膜や周辺の組織の神経を刺激
↓↓↓
これが『筋肉痛』であると考えられています。
筋肉痛はどのような運動をしたときに起こりやすいのでしょうか?
私たちの身体は筋肉を収縮させることで力を発揮していますが、筋肉を収縮させる運動はいくつかに分けられます。
筋肉が大きな力を出しながら引き伸ばされる運動である『エキセントリック収縮(伸張性収縮)』や、『コンセントリック収縮(短縮性収縮)』という筋肉が力を出しながら短くなる運動もあります。
この中では、『エキセントリック収縮(伸張性収縮)』が筋肉痛を起こしやすい運動になります。
バーベルの上げ下げでは、上げるときよりも下ろすときに筋肉痛になりやすく、日常生活でも重い荷物を下ろす、階段を降りるなど、筋肉が伸びる動きに負荷がかかると炎症が起こり筋肉痛の原因となります。
筋肉痛は、筋膜や周辺組織の神経が刺激されて痛みがあらわれるため、筋繊維そのものには神経がありません。
そのため、炎症が広がり刺激物質が神経に届くまでの時間差が理由であると考えられています。
普段から動かしている筋肉は筋肉に血液を送るための毛細血管が発達している一方で、あまり使っていない筋肉は毛細血管が十分ではありません。
このことから、あまり使っていない筋肉を動かし筋繊維に傷がつくと、血液が集まるまで時間がかかって修復が遅くなり、筋肉痛がくるのに時間がかかるとも考えられています。
また「歳をとると筋肉痛がくるのが遅くなる」とよく言われますが、筋肉痛のタイムラグは今のところ年齢による差はないという調査報告が出されています。
ただ、運動不足が続くと、筋力が衰え毛細血管も発達しなくなるため、筋繊維の修復に時間がかかり、痛みがひくのにも時間がかかってしまうのかもしれません。
日常的に運動をすることが、筋肉痛の予防にもつながるのではないでしょうか。
またの機会に、『筋肉痛になったときの対策』や『予防方法』についてもご紹介したいと思います!