ブログ2023-10-21
こんにちは、RE-SPAWNです。
今回は、日本人の食文化に欠かせない『麹』についてご紹介します。
麹とは、米、麦、大豆などの穀物に麹菌を繁殖させ、発酵させたもののことです。
麹菌は、発酵によって食べ物の旨味や甘味などを引き出してくれたり、保存性を高めるなどのはたらきをするため、日本の食材にはたくさんの麹を使った発酵食品があります。
和食をつくる上で欠かせない醤油や味噌などの調味料は、麹がなければ成り立たないものです。
麹菌を繁殖させる食品によって、麹の種類が変化します。
その呼び名もつくる発酵食品によって使い分けされています。
⚫︎米麹
蒸した米に麹菌を繁殖させたもの。
「米味噌」「みりん」「甘酒」「日本酒」「塩麹」「酢」などをつくる際に用いられます。
米麹を使って作られる甘酒は、美容効果やダイエット効果が高く「飲む美容液」といわれているほどです。
⚫︎麦麹
蒸した麦に麹菌を繁殖させたもの。
主に九州・中国・四国地方でつくられる「麦味噌」「麦焼酎」に用いられます。
麦麹を使って作られる麦焼酎は、あっさりとしていながら味わいに深みがあり、人気のようです。
⚫︎豆麹
蒸した豆に麹菌を繁殖させたもの。
主に東海地方でつくられる「豆味噌」「八丁味噌」に用いられます。
豆麹のもととなる大豆には、タンパク質やビタミンなどの栄養素が豊富に含まれているため、栄養が不足していると感じた時に、よりおすすめです。
「麹」と「糀」、どちらも目にしたことがあるかと思いますが、どんな違いがあるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、このふたつの違いは、日本で作られた漢字かそうでないか、という部分のみです。
『麹』・・・
中国から来た漢字です。
蒸した穀物を手で丸め、その表面にコウジカビが繁殖する様子を表し、生まれた漢字です。
『糀』・・・
日本で作られた国字です。
米にコウジカビが繁殖する際に「花が咲くように生える様子」を表し、生まれた漢字です。
漢字の成り立ちは異なりますが、どちらも「こうじ」と読み、同じ意味を持っています。
意外にも大きな違いはないようです。
今回は、麹の概要のみのご紹介となりましたが、次回は麹の知られざる健康効果や美容効果についてくわしくご紹介します。
『麹』を知って健康的な体をつくりましょう!