ブログ2023-10-11
こんにちは、RE-SPAWNです。
日常でよく耳にする『酵素』とはどんなものか、理解していますか?
「体にいいもの…?」
「生きていくのに必要なものだとは思うけど具体的にはわからない」
など、あまりよくわかっていない方もいるのではないでしょうか?
今回は、酵素がどんなものなのか、ご紹介します。
人間の体内では、消化・吸収・代謝など、さまざまな化学反応が起こっています。
酵素とは、そんな人間の体内で起こる化学反応を促進するタンパク質のことです。
酵素は、人間の体内に約5000種類あるといわれており、それぞれ決まった化学反応でしか働くことができません。
タンパク質を分解する専門の酵素や、脂質を分解する専門の酵素などがそれぞれ存在し、それが5000種類もあるというわけです。
そしてそれは大きく「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられます。
「消化酵素」と「代謝酵素」のそれぞれのはたらきについてご紹介します。
①消化酵素
食べたものを分解し、体が吸収しやすいようにする酵素です。
消化酵素は、炭水化物(でんぷん)を分解する酵素「アミラーゼ」、タンパク質を分解する酵素「プロテアーゼ」、脂質を分解する酵素「リパーゼ」などに大きく分けられます。
②代謝酵素
体内に吸収された栄養素を体の細胞に届ける、消化酵素以外の酵素です。
新陳代謝や血液循環の促進、免疫力アップ、老廃物の排出など、代謝酵素は人間が生きていくうえで行う活動のすべてに関係しています。
酵素を効率的に働かせるためには「ビタミン」や「ミネラル」が必要です。
なかでも「ビタミンB群」がエネルギーの代謝や神経伝達に関与するためとても重要です。
このビタミンやミネラルが不足すると、代謝酵素の働きが悪くなり、エネルギー生産や代謝の低下につながります。
それにより、疲れやすさや体調不良、肌荒れなどを引き起こすとされています。
酵素は、体内で起こるほぼ全ての反応に関係しているため、体内でつくられる酵素の量が少なくなると体の調子も悪くなる可能性があります。
酵素の力は年齢を重ねるごとに衰えていき、高齢者は消化や代謝の力が弱くなってしまいます。
年齢を重ねて食事の量が減ったり胃がもたれやすくなるのは、消化酵素の力が弱まるためといわれており、代謝酵素も年齢とともに力が弱まり代謝が衰えるため、若い頃と同じ食事の量や内容であっても太りやすくなったり、肌が荒れてしまう傾向があります。
必要以上の量を食べると、消化吸収などの化学反応を起こすのにたくさんのエネルギーが必要となるため、より多くの栄養素を消化しなければいけないとなると体に負担をかけてしまうことにつながります。
そのため、年齢を重ねていくにつれ、消化器官に負担をかけないよう食事の量や内容に気をつけるようにしましょう。
そして次回は、そんな酵素を多く生み出す『麹』についてご紹介したいと思いますので、お楽しみに。